地域ケア会議にアドバイザーとして出席してきました

先日のブログ( https://onebriiidge.com/community-care-conference/ )で取り上げた地域ケア会議。この度お誘いを受けて作業療法士のアドバイザーとして出席をしてきました。

医療分野では、各領域の専門家の粋を集めても、必ずしも100点の結果を出せるとは断言できません。ベストとは言い切れない結果に自分達自身やるせなさを感じることも少なくありません。
多様性を重んじて、1人1人の幸福、”ウェルビーイング”のようなものを成果指標にする昨今。関わりを通して、対象となる方が100点と言えるほど”良くなった”と本当の意味で言い切ることができる医療従事者がどれだけいるか分かりません。それでも、私たち医療に関わる人種は、1人の人の人生を背負う私たちは、100点ではなくても100%、ベストではなくてもベターを求めて、自分たち自身も身を削りながら全力で取り組むのです。
この曖昧で抽象的な『医療従事者の全力』を具現化するのが地域ケア会議なのだと思います。私たちの業界でもう少し身近な表現では、症例検討ということになるでしょう。

限りなくベストなベターを目指した建設的な議論。参加者が皆等しく強い熱量を持って1人の対象者の人生と向き合う地域ケア会議は、大変な疲労感とともに大変な充実感がありました。
終了後に次回開催へのお誘いもいただけたことを本当に嬉しく思います。次の地域ケア会議でも”ベスト”な議論ができるように、日々の臨床と自己研鑽に尽力したいと思います。