先日自宅ポストから取り出し思わずパシャリ。
あだち広報で『ながら見守り』活動が紹介されていました。今回は作業療法士の視点から『ながら見守り』活動の魅力をお伝えします。

私たち作業療法士がリハビリを進める上で、よく”習慣”の力を借ります。習慣という言葉は、習慣化や習慣の再獲得といった形でよく使われます。
作業療法士の我々が『ながら見守り』に共感し協力しているのは、この”ながら”というワードがとても良いなと思ったからです。

好きなモノ/コトの習慣形成は容易ですが、慣れないことを習慣にするにはあらゆるストレスがかかります。見守り支援が子供からお年寄りまで必要なことだと分かっていても、大義があっても、それを習慣にできることは一部の方々だけだと思います。
そこで、”ながら”というワードが効いてくるのです。何も気合を入れて見守りをしなくていい、何も見守り支援と肩肘を張って取り組まなくてもいい。ストレスの大きくない”ながら”でいいので、みんなで地域を見守っていきましょうよ、という意図を我々は汲み取りました。
区民の習慣に入り込む中で、”ながら”というワードは魔法の言葉だと思いました。

習慣を支援する立場として、地域を支える一企業として、これからも『ながら見守り』活動を続けていきたいと思います。